米国産の牛肉が危険な理由

 

この記事の内容は動画にて配信しています。

皆さんアメリカ産の牛肉食べてますか?
コスパ良いから十分って結構食べることが多いと思います。

国産高いしね。

まず去年にアメリカの牛肉の関税が下がったとうことからまだまだ国内でもアメリカ産の牛肉は消費されてますが実はこのアメリカ産の牛肉の安全性が問題視されています。

このアメリカ産の牛肉の危険性から国民を守るために1989年にEUはアメリカ産の牛肉を輸入禁止に踏み切りました。

EUとはヨーロッパ連合で27か国が参加する大きな同盟であり、これらが輸入禁止にするということは相当な内容のものであるということがわかります。

ではこのアメリカ産の牛肉の何が危険なのか

・基準以上の抗生物質の利用
・ホルモン剤の利用
・日本の牛肉は安全なのか
・日本のスーパーに並ぶ米国産は安全じゃない
・有機牛肉

 

 

 

 

・基準以上の抗生物質の利用

そもそも牛に抗生物質を投与していたのはご存知でしょうか?

動物用の物から人間に使用しているものまで与えられています。

アメリカでは国内で流通している抗生物質の8割が家畜に使用されて、残りの2割が人間に使用されています。
この数字を見たときは驚きました。

まず家畜に抗生物質を使う目的が大きく2つあって1つは早く太らせること。

もう一つは不衛生な状況下でも家畜が病気になりにくいということです。

例えばぎゅうぎゅうにつめて育てられてる家畜で掃除もあまりしてない汚いところでも抗生物質で病気になりにくくすることができます。

これらは一応人間が食べても大丈夫なように家畜に投与する基準が定められています。

しかしこのアメリカではこれに関する法律どころか基準すら設けてないのでバンバン使い放題です。

で、この抗生物質まみれの肉を人間が食べ続けるとどうなるのか。

まず恐ろしいのは耐性菌の出現です。

例えば病院とかいって抗生物質を出された時に長期にわたって使用しないでくださいと警告を受けます。

不用意に抗生物質を使い続けるとその抗生物質に対して耐性をもった耐性菌が新たに生まれるからです。

こうなると抗生物質が効かないためにめっちゃ危険ということがわかります。

これを肉を通して抗生物質を摂取し続けることにより耐性菌である『スーパーバグ』が発生してしまい、いかなる抗菌剤も効かない超危険な細菌が誕生してしまいます。

こうなると苦しみながら死ぬという末路になってしまい、現状のまま時代が進むと2050年には世界の1000万人がこの耐性菌によって死亡するとされています。

じゃぁなぜこの危険とわかっていても抗生物質がたくさん利用されるのかというと先程の2つの理由に加えて世界の肉の消費量が上がりまくってるからです。

今は世界的にみても豊かな時代になって肉食う人も増えて、今度は生産者側が追いつかなくなってきます。

家畜も生き物なので病気して体を悪くしたり死んでしまうこともあります。

そうすると食肉用として出荷する家畜が減ってしまい、なによりも生産者の収入が減ってしまいます。

家畜が病気したり死亡してしまうとそれまでにかかったコストが無駄になってしまい利益の損失に繋がります。

牛一頭育てんのにめっちゃコストかかります。
これを防ぐために抗生物質を投与します。
生産者いわく『肉の消費量が増えたから抗生物質を与え数を増やしていかなければ追いつかない』と誰も責めようがない言葉をおっしゃってます。

・ホルモン剤の利用
ホルモン剤とは肉牛や乳牛の成長を早める人工ホルモン剤の事を言います。

これがEUが最も問題視している点です。

牛が早く成長すればそれだけ飼育期間が短くなるんで、その分出荷が早くなります。

これが農家にとっては経済的な部分で非常にメリットがあると。

ただこのホルモン剤は女性の乳がんや子宮がん、男性の前立腺がんといったホルモン依存性がんを誘発する発がん性物質の疑いが持たれていると。

EUが輸入禁止に踏み切ったのはこういった理由があるからです。

日本でもこのホルモン依存性がんの患者が増えていることと
牛肉の輸入量が伸びていることとの間に、何らかの関係があるのではないかと疑われ始めました。

ここでがんの専門医らが10年ほど前に専門的な調査を実施。

その結果、米国産牛肉には女性ホルモンの一種であるエストロゲンが国産の和牛に比べて非常に多く含まれていることを確認し、日本癌治療学会で発表しました。

 

・日本の国産牛肉は安全なのか

こういった疑問が生まれてくると思います。
安心してください。安全ですよ!

というのも日本の農林水産省は食の安全性に関してめちゃくちゃ厳しいです。

抗生物質の投与には基準があり、ホルモン剤の投与は禁止されています。

なので日本のお肉は比較的に安全に食べることができます。

しかし!

日本は、国産牛にはホルモン剤の投与を禁止しているものの、ホルモン剤を使用した牛肉の輸入は禁止していません!

アメリカ産の牛肉は牛肉の輸入量全体の約4割を占めるが、ほとんどがホルモン剤を使用しているとみられています。

こわっ!

ここで国産牛肉が安全ということに補足なんですが牛は一頭一頭個体識別番号によって管理されています。
人間でいうマイナンバーです。

この番号から牛の生まれからと畜場解体されてお肉が流通して我々の口元に届くまでの過程を全て追えるようになっています。

なのでその牛が体調悪かったり抗生物質を打っているものならばこの数字からすぐに割り出せるので、問題が起きた場合は原因を突き止め解決することができます。

これをトレーサビリティといってめちゃめちゃ細かいところまで調査することができます。

他にもお近年徐々に進んできているんですけど、肉を扱う食肉処理場や精肉工場などてハサップという世界基準レベルで衛生管理を行うことで肉の品質や安全性が確立しています。

この事から国産のお肉って安全!てことかわかります。

・有機牛肉とは
有機牛肉とは牛が食べるエサに合成農薬や化学肥料を使わない有機飼料で育てる牛のことでホルモン剤の投与も禁止されています。

ホルモン剤を一切使用していない牛肉です。
この有機牛肉が従来のアメリカ産の牛肉よりも安全性が高い事から売上が爆増しています。

レストラン業界も、ホルモン剤を使った牛肉の使用を避ける傾向になっています。

有機牛肉と並んで人気なのが、グラス・フェッド牛肉です。

国産牛は高カロリーの穀物飼料を食べて育つが、
グラス・フェッド牛は主に牧草を食べて育ちます。

脂肪分が少なく霜降り牛より健康的なイメージがあるし、エサのために大量の穀物類を生産しなくて済むことから自然環境への負荷が小さいのと餌代がかからないという事からコスパが良く、消費者の間で人気が高まっている。

おもにオーストラリア産の牛肉はこのグラスフェッドといえます。

牧草牛の特徴としては独特の臭みがあります。

今人気が出ているのは有機グラスフェッド牛肉で最も健康志向が強いと思われます。

まあ僕も色々勉強してるうちにアメリカ産の肉って大量生産されてるけど裏でこんなことがあったとは驚きました。
日頃から結構食べてるしちょっと食べる量も考えないといけません。

やはり耐性菌が現れるのは毎日毎日いっぱい食べてる人だと思うので、ちょっと意識するだけでも日々食べるものの安全性が確立されると思います。
生産者側も気をつけないといけないが食べる側も何でもかんでも人のせいにしないで自分自身で気をつけないといけない部分があるのではないかなということでございました。

今回は以上になります。

 

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