家畜(牛)は屠殺場でも農家でも物凄く大事にされている理由

うっす、しょうやんです!

突然ですが屠殺場での家畜の扱われ方知ってますか?

今回は屠殺場で動物がどういう扱われ方しているのかお話ししたいと思います。

というのもこの記事を作ったのはネット上に出ている情報があまりにも少ないからです。

基本的には、反畜産運動を行われている過激派ヴィーガンの方たちがいかにも乱暴に扱っているかのようにめちゃくちゃ昔の動画や海外での動画の1部分だけを切り取りそれが全てだと発信しています。

たしかに我々は動物を殺し食べているという事実は変わりません。

しかし今出ている情報が全て真実ではないという事を元屠殺場出身者の目線でお話したいと思います。

 

屠殺場にいて家畜は超大事に扱う理由は商品的価値

今回は牛に重点してお話します。

屠殺場って言えば生き物を殺してお肉にするところなんですが、どうもネットだけの情報を見る限り家畜を乱暴に扱うというイメージが強くて。

 

で、先に結論から言うと、屠殺場では家畜をめちゃくちゃ丁寧に扱っています。

何故かっていうと商品価値が著しく下がる可能性があるからです。

ここからはと畜場で働いたこと人しか知らないことをお話しします。

 

というのも牛を解体した後や作業中にスポットというものをお肉の部分に発見することがありまさす。

このスポットとは多発性出血斑と言ってお肉に出血が多発した状態のもの。

これはさまざまな原因が考えられますが大きな要因としてはと畜解体する直前の牛の過度によるストレスや

元々高血圧の牛だったり、牛解体時の放血のスピードが遅いと発生する可能性が高いと言われています。

これが発生してしまうと商品的価値が著しく低下し、最悪お肉そのものが廃棄処分となる可能性があります。

 

こうなると生産者、要するに牛を育てて出荷した人に経済的ダメージがとてつとなくデカいし、それを解体すると畜場も損失が大きいです。

 

和牛の場合ですけど今は一頭育てるのに70万〜100万コストがかかると言われています。

 

めちゃくちゃ高いんです。

 

スポットが発生することでそれがパーとなってしまっては今まで育てられた農家の方の努力が皆無です。

この点から牛を育てる農家の方も家畜をいかに大事に扱わなければならないかを理解した上で運営されていると思います。

例え数十頭解体する中の一頭でもスポットを発生さしてはいけないんです。

このスポットの為に様々な対策が屠殺場の中でも行われており、まず第一に牛をリラックスさせることが重要視されています。

 

牛にクラシックを聞かせてリラックス

これは屠殺場によってはやってない所、むしろやってるほうが珍しいかもしれませんが牛に音楽を聞かせてリラックス効果を促します。

屠殺場には係留場というものがあり、前日もしくは当日に運ばれてきた牛たちが待機する場所があります。

そこにクラシックを流し可能な限り牛をリラックスさせるという取り組みが行われています。

 

そこから解体に入るわけですが1頭1頭順番に列になって並び進んでいくのですが、この時も出来るだけ牛にストレスを与えないように進めていきます。

場合によっては全然いうことを聞かない牛もいますが、自然にその列に入っていくように待つ屠殺場もあります。

徳川家康の

「泣かぬなら泣くまで待とうホトトギス」

といったイメージです。

 

トドメを刺す時も苦しめずに

スタンニングといって牛を瞬時に不動にするのですが、ここがしっかりしないと牛に意識がある状態になってしまいます。

こうなると牛が暴れると同時に過度のストレスが発生してしまう可能性があるのでスポットの発生の原因に繋がります。

さらに心臓の大動脈部分を包丁でついてただちに放血を行わないとそれもまたスポットの原因になります。

 

職人に求められることは

「瞬時にしっかりとトドメを刺す」「放血を迅速に」

といった技術が求められ、これは非常に難易度が高い作業です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

おそらくこの記事を読まれているあなたは屠殺に関する情報を調べたり、YouTubeで動画を見たりしているかもしれません。

しかし最新の情報はなく、そこは過去にあった古い情報かつ頭の狂った人達が行った一部の過激な動画です。

実際に屠殺場で作業する人たちは同じ人間です。

皆、安全安心なお肉をあなたのご家庭に届けるために日々努められております。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。byしょうやん。

 

 

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