転職してから「前のがよかった」や「失敗した」と思う事は多々あると思われます。
いっその事、以前の会社に出戻れたらなぁ~と思ったりもしますよね。
しかし、出戻る転職というのは普通の他の仕事へ転職するよりも遥かに大変です。
僕自身大変でしたので、出戻り転職のメリット・デメリットをまとめてみました。
出戻りのメリット
・休日など仕事のリズムを覚えているので私生活が合わせやすい
身体が働く時間などを覚えているためリズムが合わせやすい。
例えば完全週休二日制であればそれに合わせた生活リズムを取れるので過ごしやすさも〇
・仕事を覚えているので飲み込みが早い
以前に関係していた仕事なら覚えているので即戦力で会社からも感謝されます。
新しい事への取り組みも基本がわかっているのでついていく事もできます。
・配属していた部署なら人間関係が良好
ずっと一緒に仕事していた仲間なので人間関係は良好です。
もちろん出戻りなので1からではありますが、謙虚姿勢で臨み再起を図りましょう。
出戻りのデメリット

・給料面で不満が出る可能性は高い
「出戻り制度」という出戻りを認識した制度を設けている企業なら以前と同じの待遇という事も見られます。
が、それを設けていない企業や会社であれば、1からやり直しという可能性が高いです。
出戻りして仕事がなじんできて、他の人よりも仕事が出来るようになったとして急にドーンと上がる事はないので、仕事は出来るのに給料が釣り合わない、という状況が生まれてきます。
・人間関係は良くはならない
出戻りに対して、一度はやめている身なので必ずよく思わない人達も現れます。
仮に同じ部署が歓迎してくれても他の部署がそうとも限りません。
ですので、人間関係においては下にも必ず見られますし新入社員で入ってきた人よりも扱いは悪くなります。
・同じ部署に出戻りできるとは限らない
その後、会社の人数も変動している事が多い為、貴方がいた部署が人手も足りている場合だと違う部署への配属になります。
これが僕自身そうであって、いかに以前に会社で功績を残して人望があったとしても、一度やめて、さらにその先で辞めている事から信用はゼロです。
極端な話、良い扱い方はされません。
・以前の部下が上司になる
これはよくある事ですが、貴方は新人なので以前部下の人に対しても上司として認識し言う事を聞かなければなりません。
間違っていて修正したほうがいいとわかってても引き下がらなければなりません。
この仕事を上司達よりも「わかってしまう」という事が足かせになります。
「こうしたほうがいいのに」と思う事が多々あるのでモチベーションも下がりますよね。
・失業保険の「再就職手当」の受給対象外となる
出戻り転職してしまうと、失業保険の申し込みをして期間内に再就職した場合、再就職手当というものが支給されるのですが出戻りしてしまうと、例え再就職だとしても対象外となってしまいます。
せっかく申し込んでいたのに出戻り転職してしまう事で支給されないのは正直嫌ですよね?
再就職手当については別記事で細かくまとめています。
関連記事⇒ハローワークで「再就職手当」をもらうなら早い方が良い理由とその条件
まとめ
以上からみてもデメリットの方が確実に多い為、出戻りはオススメしません。
必ずしも以前の栄光があるとも限らないし、まずスタートラインがマイナスからのスタートです。
それでも貴方がこの会社の為に戻るんだって意思の強さと覚悟があられるならば良いと思います。
出戻り制度を設けていれば話は違いますが、それを起用している会社は少ないです。
転職するのもよしですし、今就職されているならそこでまた頑張るのも良いですよね。
お読み頂きありがとうございました。
